2013年2月1日金曜日

オムロンがタニタを訴えました

(朝日新聞digitalより)
   オムロン:Karada Scan 212     タニタ:FS-100

本日の朝日新聞digitalによれば、オムロンがタニタを意匠権侵害で訴え、昨日東京地裁で第1回口頭弁論が行われたそうです。

意匠の類否判断は結構やっかいで、似ていると思えば似ているし、似ていないと思えば似ていないところがあります。

両意匠の要部はどこにあるのか、注目です。

足をのせる場所に片足2カ所ずつ、測定のために体内に電気を流す電極部がありますが、このあたりはどうでしょうか。

また、体重等の表示部、操作ボタンの位置や形状、も微妙です。

オムロン側は、市場で混同が発生したことを理由に、販売差止めだけでなく損害賠償も請求していますが、混同の事実を数多く立証できれば、「登録意匠とそれ以外の意匠が類似であるか否かの判断は、需要者の視覚を通じて起こさせる美感に基づいて行うものとする(意匠法24条2項)」 ので、オムロンの主張が通りやすくなると思います。


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